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地震、台風、豪雨…「自然は人間の都合を待ってはくれない。」


自然は待ってくれない。だからこそ「自助力」を育てよう。


ここ数日、日本各地で大きな自然現象が続いています。

東北地方では大きな地震が発生し、昨日(6月26日)には山梨県でも最大震度6弱の地震が観測されました。

さらに、比較的地震が少ないといわれる地域でも揺れが発生しています。加えて、日本列島にはダブル台風(6月27日現在)の接近が予想され、各地で大雨や暴風への警戒が呼びかけられています。


これらの出来事を見て、「最近は災害が多い」と感じる方も多いかもしれません。

しかし、本当に考えなければならないことは別にあります。

それは、「自然は人間の都合を待ってはくれない。」

という事実です。


自然には「今日は仕事だから地震をやめよう」「休日だから台風を避けよう」という考えはありません。

昼でも夜でも。

平日でも休日でも。

子どもでも大人でも。

自然は自然の営みとして動き続けています。


そして、その自然現象によって人や暮らしに被害が及んだとき、私たちはそれを「自然災害」と呼びます。

つまり、災害そのものを完全になくすことはできません。

人間の力だけで地震を止めることも、台風の進路を変えることもできません。

だからこそ、私たちが本当に向き合うべきなのは、

「災害を止めること」ではなく、「災害に備えること」です。

家庭での備蓄。

家具の固定。

避難場所の確認。

家族との連絡方法。

非常持ち出し品の準備。

どれも大切です。

しかし、私たちはもう一つ、もっと重要なことがあると考えています。

それが「自助力」です。


自助とは、

「自分の命は、自分で守る力」です。


消防や警察、自衛隊、行政、地域の皆さんは、災害時に私たちを支えてくれる大切な存在です。

しかし、大規模災害では、その支援がすぐに届くとは限りません。

道路が寸断されることもあります。

停電や断水が何日も続くこともあります。

避難所へ行けない人もいます。

その時、一番最初に自分を守れるのは、自分自身しかいません。

だからこそ、自助力は特別な技術ではなく、「生きる力」そのものなのです。


私たち日本防災キャンプアウトドア協会では、その自助力をアウトドア体験を通して育てています。

火を起こすこと。

水を確保すること。

雨風をしのぐ場所をつくること。

限られた道具で食事をつくること。

仲間と協力すること。

キャンプでは「楽しい経験」として身につくことが、災害時には「命を守る力」へと変わります。


防災は、不安になるために学ぶものではありません。

安心して暮らすために学ぶものです。

「災害は必ず起こる。」

この現実から目を背けるのではなく、

「だから私は備えている。」

そう言える人が一人でも増えることが、地域の防災力を高める第一歩になります。

自分の身は自分で守る。

そして、自分が守れたからこそ、家族を守り、地域を支えることができる。

私たちが目指しているのは、そんな「自助力」から始まる防災です。


「自助は、決して『一人で何とかしろ』という意味ではありません。自分を守る力があるからこそ、大切な家族を守り、地域で助け合う『共助』へとつながっていくのではないでしょうか。」



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