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防災の常識を疑う【第2回】「防災グッズを買えば安心は本当か?」

火を使う、水を確保する、安心して眠るという災害時に必要な生き抜く力を表現したアウトドア防災のイメージ画像
モノを備えるだけでは、生き抜けない。火を使う力、水を確保する力、眠る力。日常の中で育てる「生き抜く力」こそ、本当の防災です。

【防災の常識を疑う②】防災グッズを買えば安心は本当か?


災害が起こるたびに、

非常食を買う。

防災バッグを用意する。

ランタンや携帯トイレを備える…そんな情報を目にします。


もちろん、備蓄はとても大切です。

しかし、私は時々考えます。

もし、その防災グッズを使いこなせなかったら?

非常食を食べ切った後は?

電池がなくなったら?

断水が長引いたら?

本当に私たちを守ってくれるのは、「モノ」そのものではなく、

そのモノを使い、工夫し、生活を維持する力ではないでしょうか。


例えば、火。

停電した時、火を使うことができれば、

温かい食事が作れる。

お湯を沸かせる。

身体を温めることができる。

そして、不思議なことに、火には人の心を落ち着かせる力もあります。


次に、水。

人は食べなくても数日は生きられると言われます。

しかし、水がなければ命に関わります。

飲み水を確保する。

雨水を活用する。

簡易浄水器を使う。

普段から水を扱う経験が、災害時の安心につながります。


そして、もう一つ。

「寝る力」(しっかり眠れる環境を)です。

避難所でも、車の中でも、テントでも、

安心して眠れること。

眠ることは、明日を生きる力を回復することでもあります。


キャンプでは、

火を使う。

水を使う。

限られた道具で眠る。

そんな経験を、楽しみながら積み重ねます。


だから私たちは、防災とは、モノを集めることではなく、

「暮らしを維持する力を育てること」だと考えています。


防災グッズは、あくまでも道具。

本当に大切なのは、その道具を使い、考え、工夫し、生き抜く力を持つことなのです。


【次回予告】

では、その「生き抜く力」は、知識さえあれば身につくのでしょうか。

本を読めば、講習を受ければ、人は災害時に行動できるのでしょうか。


次回、

「知識があれば人は動ける」は間違い。

防災を、知識から行動へ変える方法について考えます。




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