新連載|今日からできる「日常防災」5つのアクション/第1回:暮らしの中に“備え”を溶かす
- akiyuki yamasaki

- 2 日前
- 読了時間: 2分
― 食・水・光を特別にしない ―
はじめに|防災が続かない本当の理由
「防災をしなければ」と思いながら、なかなか続かない。非常袋を買って満足してしまう。賞味期限が切れていることに後から気づく。
これは多くの家庭で起きている現実です。
その理由は単純です。防災を“特別なこと”にしてしまっているから。
私たち日本防災キャンプアウトドア協会は、防災を
「暮らしの延長にあるもの」として考えています。
特別な準備ではなく、日常の中に少し溶かす。
それが“日常防災”の考え方です。
アクション① 水を「備蓄」ではなく「循環」させる
災害時に最も早く不足するのが水です。
一般的に必要とされる量は1人1日約3リットル。
しかし3日分をいきなり完璧に備える必要はありません。
おすすめは「ローリングストック」。
日常で使うミネラルウォーターを少し多めに買う
使ったら補充する
常に一定量を家に置く
キャンプ用のウォータージャグがあれば、断水時の給水所でも役立ちます。
「水は重い」という感覚を、一度体験してみることも大切です。

アクション② カセットコンロを日常使いする
停電時に最も頼れる道具のひとつがカセットコンロ。
しかし、いざという時に
使い方が不安
ボンベの残量が分からない
子どもが火を怖がる
という家庭は少なくありません。
月に一度、「鍋の日」をつくるだけでいいのです。
火を扱う経験は、防災そのもの。
ボンベの目安は1週間在宅避難を想定して6〜9本程度(家族人数による)
火を“怖いもの”ではなく“扱えるもの”に変えることが重要です。

アクション③ 光を体験する
停電時の不安の正体は「暗さ」です。
おすすめは
ヘッドライト(両手が空く)
LEDランタン(暖色系)
一度、夜にブレーカーを落としてみてください。
暗さは想像以上です。
体験しておくことが、実際の停電時の落ち着きにつながります。

まとめ|防災は暮らしを整えること
水、火、光。これらはすべて日常の延長にあります。
特別な防災用品を増やす前に、“今あるものを使いこなす”こと。
それが第1回のアクションです。
第2回は、
✔ 暖かい空間のつくり方✔ 家具と動線の見直し✔ 停電を前提にした暮らし方
を具体的に解説します。
キャンプの視点で見直すと、家は「最強のテント」に変わります。
どうぞお楽しみに。


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