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「防災食を食べる」だけで終わらせない。食事から“避難生活を想像する力”を育てる

今日考えたいのは、避難判断そのものより、その次に始まる生活です。

災害は「避難できたら終わり」ではありません。そこから食べる・飲む・排泄する・眠るという生活が始まります。

防災キャンプで「災害食」ではなく「災害生活」を体験する
防災キャンプで「災害食」ではなく「災害生活」を体験する

非常食を「食べて終わり」にしない。災害時の“食べる”から考える防災


防災月間時には、非常食を食べる機会が増えます。

実際に食べてみることは、とても大切です。

味はどうか。

子どもでも食べられるか。

調理は必要か。

どれくらい水が必要か。

食べて初めて分かることがあります。


でも私たちは、そこで一つ質問を加えたいと思います。

「この食事を3日間続けるとしたら、何に困りますか?」

災害が発生して避難できたとしても、そこで終わりではありません。

そこから、

食べる。

飲む。

排泄する。

眠る。

体を清潔に保つ。

という生活が始まります。


非常食を食べると、

「温かいものが食べたい」

「水が必要だった」

「ゴミがたくさん出る」

「子どもは食べられるかな」

「アレルギーの人はどうする?」

といった疑問が生まれます。

この**「気づき」こそ、防災教育の入口**です。


私たち日本防災キャンプアウトドア協会では、防災キャンプそのものを目的とは考えていません。

限られた水や食料を使う。

人数分を分ける。

衛生環境を考える。

子ども、高齢者、アレルギーのある人など、それぞれ違う事情を考える。

仲間と役割を分担する。

そんな体験を通して、

「自分だったらどうする?」

と考えることを大切にしています。


家庭で準備を始めれば自助

周囲と食料や情報、役割を分け合えば共助

そして、その経験を地域へ伝えられる人が増えていけば、地域を支える人材育成につながります。


防災キャンプはゴールではありません。

災害時の生活を想像し、備えを始める入口です。

今日、家にある非常食を一つ見ながら考えてみませんか。

「これを食べるとき、水・ゴミ・衛生はどうする?」

そこまで考えると、非常食は単なる備蓄から、生きるための備えへ変わります。

災害食から「避難生活」を考える防災教育

日本防災キャンプアウトドア協会では、非常食を食べることだけを体験のゴールにしません。限られた水、ゴミ処理、衛生、食物アレルギー、乳幼児・高齢者への配慮、食料の配分など、「食べる」ことから避難生活全体を考えます。そこで生まれた気づきを家庭での自助、地域での共助、そして地域を支える人材育成へつなげます。

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