「防災食を食べる」だけで終わらせない。食事から“避難生活を想像する力”を育てる
- akiyuki yamasaki

- 4 時間前
- 読了時間: 2分
今日考えたいのは、避難判断そのものより、その次に始まる生活です。
災害は「避難できたら終わり」ではありません。そこから食べる・飲む・排泄する・眠るという生活が始まります。

非常食を「食べて終わり」にしない。災害時の“食べる”から考える防災
防災月間時には、非常食を食べる機会が増えます。
実際に食べてみることは、とても大切です。
味はどうか。
子どもでも食べられるか。
調理は必要か。
どれくらい水が必要か。
食べて初めて分かることがあります。
でも私たちは、そこで一つ質問を加えたいと思います。
「この食事を3日間続けるとしたら、何に困りますか?」
災害が発生して避難できたとしても、そこで終わりではありません。
そこから、
食べる。
飲む。
排泄する。
眠る。
体を清潔に保つ。
という生活が始まります。
非常食を食べると、
「温かいものが食べたい」
「水が必要だった」
「ゴミがたくさん出る」
「子どもは食べられるかな」
「アレルギーの人はどうする?」
といった疑問が生まれます。
この**「気づき」こそ、防災教育の入口**です。
私たち日本防災キャンプアウトドア協会では、防災キャンプそのものを目的とは考えていません。
限られた水や食料を使う。
人数分を分ける。
衛生環境を考える。
子ども、高齢者、アレルギーのある人など、それぞれ違う事情を考える。
仲間と役割を分担する。
そんな体験を通して、
「自分だったらどうする?」
と考えることを大切にしています。
家庭で準備を始めれば自助。
周囲と食料や情報、役割を分け合えば共助。
そして、その経験を地域へ伝えられる人が増えていけば、地域を支える人材育成につながります。
防災キャンプはゴールではありません。
災害時の生活を想像し、備えを始める入口です。
今日、家にある非常食を一つ見ながら考えてみませんか。
「これを食べるとき、水・ゴミ・衛生はどうする?」
そこまで考えると、非常食は単なる備蓄から、生きるための備えへ変わります。
災害食から「避難生活」を考える防災教育
日本防災キャンプアウトドア協会では、非常食を食べることだけを体験のゴールにしません。限られた水、ゴミ処理、衛生、食物アレルギー、乳幼児・高齢者への配慮、食料の配分など、「食べる」ことから避難生活全体を考えます。そこで生まれた気づきを家庭での自助、地域での共助、そして地域を支える人材育成へつなげます。
コメント