防災に「正解」は一つではない。大切なのは、自分で選べること。

災害への備えというと、
「水は何本必要ですか?」
「何を持って逃げればいいですか?」
「どこへ避難すればいいですか?」
と聞かれることがあります。
もちろん、基本となる知識はあります。
でも実際の災害では、
家族構成。
年齢。
住んでいる場所。
季節。
時間。
天候。
健康状態。
ペットの有無。
によって、必要な備えや行動は変わります。
だから防災で本当に必要なのは、
「正解を覚えること」だけではありません。
状況を見て、
自分で選べること。
私たち日本防災キャンプアウトドア協会では、防災キャンプそのものを目的とは考えていません。
アウトドアでは、
予定通りにいかないことがあります。
天気が変わる。
道が使えない。
水が足りない。
誰かが疲れる。
予定より時間がかかる。
そんなとき、
「予定ではこうだったから」
と進み続けるのではなく、
立ち止まる。
状況を見る。
仲間と相談する。
別の方法を考える。
そして選ぶ。
この経験が、そのまま防災につながります。
自分や家族に合った選択ができることが自助。
自分とは違う事情を持つ人の選択肢を一緒に考えることが共助。
そして、
「なぜその判断をしたのか」
を次の人へ伝えられるようになれば、地域を支える人材になります。
備えるとは、
モノを増やすことだけではありません。
選択肢を増やすこと。
そして、
その中から選べる力を育てること。
防災キャンプは、その力を体験から育てる入口です。
今日、家族で一つやってみてください。
防災バッグを開いて、
「この中から5つしか持って避難できないとしたら、何を選ぶ?」
正解を教えなくて構いません。
なぜそれを選んだのか。
家族で話してみる。
その会話から、防災は始まります。




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