地震は“いつか”ではなく、“必ず起こる”
- akiyuki yamasaki

- 4月21日
- 読了時間: 3分
先週の長野県北部、そして昨日の三陸沖。日本各地で続く地震は、私たちに改めて現実を突きつけています。
日本は世界有数の災害大国です。地震・台風・豪雨・土砂災害…。これらは「特別な出来事」ではなく、日常の延長線上にあるリスクです。
だからこそ私たちは強く伝えたい。
「自分の命は自分で守る」
この意識こそが、すべての防災の原点です。

■ 地震発生直後に一番大切なこと
地震が起きた瞬間、人の行動は「本能」と「準備」で決まります。その中で最も重要なのは、ただ一つ。
▶ 命を守る行動(初動)
まずは頭を守る(落下物から身を守る)
無理に動かず、安全な場所で揺れが収まるのを待つ
屋外では建物・電柱・崖から離れる
海の近くではすぐに高台へ避難(津波を想定)
ここでの判断が、生死を分けます。
■ 防災キャンプの視点で考える「命の優先順位」
災害時に大切な考え方として、私たちは以下を伝えています。
空気(呼吸)
体温(低体温の防止)
水
火
食
多くの人が「食べ物」から考えますが、実際には体温と水の確保の方がはるかに重要です。
これはアウトドアの世界では当たり前の知識であり、災害時にもそのまま活かせます。
キャンプの知恵は、そのまま“生きる力”になる。
■ 「地震は必ず起こる」という前提での備え
防災は「もしも」ではなく、「起きる前提」で考えることが重要です。
▶ 日常でできる備え(フェーズフリーの考え方)
✔ 普段から使える道具を備える(ヘッドライト・バーナーなど)
✔ 水は“飲む+使う”を意識して備蓄
✔ 家具の固定・避難動線の確保
✔ 家族との連絡手段・集合場所を決める
✔ 簡易トイレの準備(見落とされがちだが極めて重要)
そして何より重要なのは、
「知識」ではなく「経験」
一度でも体験しているかどうかで、災害時の行動は大きく変わります。
■ なぜ防災キャンプが必要なのか
防災が広がらない理由の一つは、「難しい」「堅い」「自分には関係ない」と感じてしまうことです。
私たちはそこに対して、
▶ 楽しみながら備える
というアプローチを取っています。
火を起こす
テントで寝る
水を確保する
仲間と協力する
これらはすべて、災害時に必要なスキルです。
防災キャンプとは“生きる力を体験で学ぶ場”です。
■ 防災キャンプアウトドア協会の役割
防災キャンプアウトドア協会の役割は、単なる体験の提供ではありません。
▶ 人材を育てること
災害時に“動ける人”を増やす
状況を見て“判断できる人”を育てる
知識ではなく“行動できる力”を身につける
▶ 「自分の身は自分で守る力」を地域に根づかせること
私たちが目指すのは、大きな仕組みをつくることではありません。
一人ひとりが「生きる力」を持つこと
その積み重ねこそが、地域全体の防災力を高めると考えています。
そのために、
キャンプ・アウトドアの知識やスキルを活かす
日常の延長で使える技術として伝える
体験を通じて“できる”状態をつくる
▶ 自助をベースに、共助へつなげる
「自分の身は自分で守る」ことができてこそ、はじめて周りを助けることができます。
自助(自分を守る)
共助(支え合う)
この循環を、地域の中に生み出していくこと。
それが、私たちの目指す防災のかたちです。
■ 最後に
災害は止められません。しかし、結果は変えられます。
それは、一人ひとりが「生きる力」を持つことによってです。
これからの防災は、
「楽しみながら備える」から
「楽しみながら備え、その先の生きる力へ」
私たちはその価値を、社会に広げていきます。
■ 今、あなたにできること
□ 自分の身を守る行動を理解しているか
□ 最低限の備えができているか
□ 家族と話し合っているか
□ 実際に体験したことがあるか
防災は“知ること”ではなく、 “できること”です。



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